工房ずー/制作ノート

粘土細工、制作ノート

素材

yuzawaya_385-06-004.jpgこれまでいろいろな粘土を使用してきましたがそれぞれに性質が異なりその特徴をどれだけ生かせるかで作品のできも大きく左右されると思います。このサイトで取り上げている作品は焼き物の風合いを生かしたかったので低温で焼成可能な特殊陶土を使用しています。

型取り

DSCF4044.JPGとりあえずシリコンの薄い型を石膏で覆うようにしてみました。粘土を押し付けて割型を合わせて一つの形にします。ただそのままでは永久に粘土の水分が抜けないので反面だけ型を外します。シリコンの薄い膜を皮膚をはがすかのようにめくってしばらく放置します。それとは別に石膏のみの方も作ってみました。シリコンとは違って割り方を考えないと後で中の造形物が抜けなくなるのとシリコンよりは精密さに賭ける部分がありますが、自然乾燥の粘土を用いる場合は石膏型の方がいいようです。シリコン幕の型をいくつか作った後にそのことに気づいてしまいましたのでとりあえずしばらくはその型をつかうことにします。

成形

DSCF4045.JPG型から取り出した造形物の形を整えます。つなぎ目をならしたり甘くなった凹凸を直したり、けっこう手間がかかります。

着色

DSCF4059.JPG着色はアクリル絵の具を使用します。ざーっとベースを吹き付けて細かな部分は筆で一つ一つ塗装していきます。本格的な陶芸とは違ってある程度仕上がりの予想がつくのがお手軽なところでしょうか。とはいえ焼成すると粘土自体の色が若干かわるのでそこのところを計算しつつ色を付けていきます。多少きれいめの方が焼いたときに渋めになるのでちょうどいいように思います。

焼成

DSCF4050.JPGオーブンで15分から20分、160度ほどで焼きます。ここがお手軽陶芸と言われるところでしょうか。一度焼いた後に専用のコート材を塗布した後にもう一度焼成します。すると本物の焼き物のような風合いが出ます。材質は軽い目ですがそこそこの強度もあって細かい造形をするには適した素材のようです。